医療DX 出光興産が白羽の矢「スマート脳ドック」

「30分、19250円」の手軽さでMRIを使った脳の診断が素早く受けられるベンチャーと資本業務提携。

2022年3月号 LIFE

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電気自動車(EV)で充電スタンドに乗り付け、充電中の15分でMRI(磁気共鳴画像装置)による「脳ドック」を済ませる。1週間するとスマホに「動脈瘤の予兆が見られるので、医師の診断を受けてください」とメッセージが届く。そんな未来が実現するかもしれない。

これほど安く早い理由

2月4日に開幕した北京五輪。「ゼロ・コロナ」を掲げる中国政府は国民にアリババが開発した接触確認アプリなどの使用を義務付けている。このアプリ、誰がどこで誰と接触したかが一目でわかる仕組みになっており、例えば感染者が乗っていた地下鉄の車両に乗り合わせた人全員を当局が把握できる。国家権力とテクノロジーを総動員してコロナをねじ伏せるのが中国のスタンスだ。翻って、我が国の感染症対策はテクノロジーのテの字もない。中国の数年遅れで導入した接触確認アプリ「COCOA」は全く使い物にならない代物だった。電話やファクスを使っ ………

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