ソフトバンク傘下のスマホ専業証券に関東財務局が立ち入り検査。特定企業との異様な取引状況にメス。
2022年3月号 BUSINESS
昨年10月、ソフトバンク傘下のスマホ専業証券会社「PayPay証券」に関東財務局の立ち入り検査が入った。関係者によると、そこで当局が強い関心を寄せたのは特定企業との異様な取引状況だったという。
システム開発案件のうちじつに金額ベースで9割前後もの発注が「ウィズアス」(東京都港区)なる会社に対し長年行われ続けているのがそれだ。さらにその先には内山昌秋社長と密接な個人会社へと至る不透明なカネの流れも存在し、ただ事ではない。PayPay証券は2013年設立。16年3月にソフトバンクの出資を仰ぎ、同年6月に本格サービス開始にこぎ着けた。その後、みずほ証券の出資も受け入れ、現在の資本構成はソフトバンク51%(間接出資含む)、みずほ証券49%となっている。同社は昨年1月までサービスの名称と同じ「One Tap BUY」を名乗っていた。ソフトバンクの戦略ビジネスであるQRコード決済会社「 ………
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