世代・性別問わず広がる韓流ファン層「次はK文学」

Kポップ、韓流ドラマ、韓国映画に続けとばかりに、急速に存在感を高めているのが韓国(K)文学だ。

2022年3月号 LIFE

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BTS(防弾少年団)に代表されるKポップの爆発的な人気、「愛の不時着」「梨泰院クラス」などの話題ドラマの量産、「パラサイト 半地下の家族」のカンヌ国際映画祭最高賞や米アカデミー賞の獲得――。韓国カルチャーが世界のエンターテインメント界を席巻している。これらに続けとばかりに近年、急速に存在感を高めているのが韓国文学(K文学)だ。映画化もされたチョ・ナムジュの小説『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房、 斎藤真理子訳)は日本で2018年に出版され23万部を越えるベストセラーになったのは記憶に新しい。20年に日本語で出版された韓国の文芸書の数は6年前の3倍にまで増えたという統計もある。女性作家が女性の生き方を丹念に描写したり、働き盛りの壮年が生きづらさを告白したりする作品が日本の読者の心を掴んでいる。韓国では100万部を突破、日本を含む10言語圏で30万部以上が販売 ………

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