「47歳・泉健太」の立ち上がりは上々。執行役員の「男女同数」を実行したが、その顔ぶれに一抹の不安がよぎる。
2022年1月号 POLITICS
名実ともに「枝野党」だった立憲民主党の執行部が一新し、野党第1党はひとつの時代を終えた。新代表は47歳の泉健太氏。党内保守系を地盤に代表選を制し、元厚生労働副大臣の西村智奈美氏を幹事長に据えた。旧民主党政権時代の「負の遺産」との決別を図った新・立憲に立ちはだかるのは、2022年夏の参院選に向けた野党連携の枠組み見直しという難路だ。「党としての再生が最優先だ」。泉氏は11月30日の臨時党大会後、新代表として初めての記者会見でこう力を込めた。その言葉通り、党にとって先の衆院選のダメージは大きい。公示前の110議席から14議席の減少。政権交代を掲げながら100議席にすら届かなかった責任を取って執行部が総退陣する事態となった。「選挙の責任を取るのは幹事長というのが常識」(落選した元議員)だが、17年の旧立憲結党時から代表を務めていた枝野幸男氏を辞任に追い込んだのは ………
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