「重病説」消えぬ 小池都知事のラストチャンス

古希を迎える22年7月には参院選が行われる。 「総理の座」への執念は倒れて後已むのだろうか。

2022年1月号 POLITICS

  • はてなブックマークに追加

「いい加減なこと言うなよ」東京都の小池百合子知事が約1カ月ぶりの定例会見に臨んだ11月26日。記者団から重病説の真偽を問われると、少し浮ついた「べらんめえ調」で全否定してみせた。追加質問には辟易した表情で「今こうやって元気に戻ってきたことが何よりもその証左だ」と語気を強め、自身の健康状態に関する質問を一方的に打ち切った。小池氏が「過度の疲労」を理由に緊急入院したのは、衆院選の投開票日が4日後に迫る10月27日。11月2日から自宅療養に切り替え、テレワークを続けていたとされる。

木下都議の辞職が「序幕」

しかし、11月14日夜、本誌が号外速報「小池都知事が重病・再入院か。『年内辞任』説広がる」と配信すると、政官界は蜂の巣をつついたような騒ぎになった。18日朝、スポーツニッポンが「肺疾患の長期治療専念か、30日本会議の所信表明で進退語る?」と大見出しで報ずると、その夜急きょ「21日から公 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。