新興ホテルチェーン「リブ・マックス」に黄信号

取引先や不動産オーナーへの支払いが遅れ、 業界筋で資金繰りの懸念が囁かれている。

2022年1月号 BUSINESS

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新興ホテルチェーンのリブ・マックス(東京・赤坂、有山憲社長)の資金繰りが懸念されている。リブ社は1998年に不動産仲介会社として兵庫県芦屋市で設立。事業拡大に伴い2012年に都内に本社を移した。ホテル事業はビジネスとリゾートで計166店を展開しており、もう一つの柱であるマンスリーマンション事業は運用戸数7600戸に達する。不動産管理事業の管理戸数も2万1千戸に及び、このほか飲食事業など多角化を進め、未上場ながらグループ全体の売上高は552億円(2021年6月期)。ホテルやマンスリーマンションの新設を加速してきたところへコロナ禍の直撃を受け、20年6月期の売上高は266億円(前期比4.5%増)にとどまり、9億6千万円の営業赤字に転落。21年6月期の売上高は1割減の238億円となり、前の期と同程度の営業赤字となった。「2期連続赤字により自己資本比率が5%に下がり、財務体質が悪化してい ………

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