スクープ! 二つの「光通信」異次元投資術

本店所在が同一の「株式会社光通信」と「光通信株式会社」を操る重田康光。投資先は実に481社、簿価は4174億円。

2022年1月号 BUSINESS [こんなのあり?]

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「株式会社光通信」と「光通信株式会社」――。二つの「光通信」を操る重田康光氏の上場株投資ビジネスが急速な膨張を続けている。2021年10月に公表した今第2四半期の決算説明資料によると、投資先はじつに481社、投資簿価は4174億円にも達している(主な銘柄については一覧表を参照)。「こんなこと、やっていいのかね?」ある経営者は重田氏流の投資手法に戸惑いを隠せない様子だ。東京・西池袋の光ウエストゲートビルには現在、二つ「光通信」が本店登記している。ひとつは1988年設立で東証1部に上場する「株式会社光通信」。もうひとつは10年11月設立の子会社「光通信株式会社」だ。非常に紛らわしいが、以下、本体会社は単に光通信と表記する。光通信が上場株を盛んに買い漁り始めたのは13年頃からだが、もともとは本体自らが投資主体だった。そうしたところ19年秋に「光通信株式会社」が登場、買い ………

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