「何でもできちゃう茂木敏充」試される器

「何でも一人でできちゃうから仲間も子分も必要ないんだよ。本質的に政治家向きでないのかも知れない」(自民党長老)

2021年12月号 POLITICS [勝負の1年間]

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今度の衆院選は、経世会政治の終わりを告げる歴史的な弔鐘であった。田中派から独立して竹下登が創設し、金丸信が政界を支配した時代からの両雄、「無敗の男たち」と信じられた小沢一郎、中村喜四郎両氏がそろって小選挙区で落選したのは象徴的だ。その2人も今や野党側のはぐれ鳥にすぎない。本体の竹下派も鳴かず飛ばず。自民党総裁選告示日に竹下亘会長が死去し、次期総裁を決める政局を会長空席で存在感なくやり過ごす体たらくだった。さらに衆院選後、「棚ぼた幹事長」に収まった茂木敏充氏が、その余勢を駆って一気に派閥会長の座を襲い、いよいよ「茂木派」になる。若い頃は典型的な「政界渡り鳥」、時々の実力者に上手に取り入って出世してきた茂木氏が竹下派トップに収まる図は、往年の権勢を知る者たちをして天を仰ぎ慨嘆させるに十分な結末だ。竹下登の元秘書で「派閥創業者ファミリー」意識 ………

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