立憲民主「世代交代も尻すぼみ」

代表選立候補に必要な国会議員の推薦人は20人以上。「簡単に立候補させないためだ」と党幹部はうそぶく。

2021年12月号 POLITICS

  • はてなブックマークに追加

総選挙で公示前議席を割り込み、まさかの敗北を喫した野党第1党・立憲民主党。「創業者」の枝野幸男氏は議席を減らした責任を取って党代表を辞任し、新たな代表のもと12月の臨時国会を迎える。党執行部の顔ぶれは一新される見込みだが、4年前の結党以来、枝野氏が君臨してきた「個人商店」の立て直しは容易ではない。立憲は衆院選で公示前の110議席から14減らし、96議席しか獲得できなかった。特に比例代表で公示前の62から39議席まで落ち込んだのが大きい。前回2017年の衆院選で圧勝した反動で議席を減らすことが確実視されていた自民党が15減にとどまる261議席を確保。それと比べると、「政権交代」を掲げながら100議席を割り込んだ立憲の惨敗ぶりが際立つ。枝野氏は総選挙後初めて開いた11月2日の役員会で引責辞任を表明。「新しい代表の下で参院選に向かっていかなければならない」と述べた。党内か ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。