八重洲「ゴーストタウン」に現実味

空室率上昇が続くのに東京・八重洲で巨大ビル開業ラッシュ。「需要は必ずある」は本当か。

2021年12月号 BUSINESS

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東京のオフィス市況悪化に歯止めがかからない。都心の空室率は今年9月まで21カ月連続で上昇し、賃料は14カ月連続で下落。コロナ禍に伴う在宅勤務の広がりに加え、東京五輪を当て込んだ再開発ラッシュで大型ビル供給が高水準だったことも影響した。だが、リーマン・ショック後を上回る勢いの空室率上昇が続いているにもかかわらず、新たなビル建設は止まらない。来年以降、東京・八重洲に順次出現する“三つ子の摩天楼”は過去最悪のオフィス不況の象徴になるかもしれない。

“三つ子の摩天楼”で一変

10月26日、三井不動産など6社は東京駅八重洲口前の再開発を担う組合を設立したと発表した。名称は「八重洲2丁目中地区市街地再開発組合」。この地は本田技研工業(現ホンダ)が1960年から25年間本社を置いていたホンダ八重洲ビルや鹿島子会社が経営する八重洲ブックセンターなどがあったビジネスマンにとって馴染みのある場所だ。 ………

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