米メディアがフェイスブックのSNS運用姿勢を猛攻撃。だが批判できる立派な存在なのか。
2021年12月号 BUSINESS
「今から当社はSNS(交流サイト)のフェイスブックではなく、メタバースを最優先にする」。米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)がこうぶち上げたのは10月28日のことだ。ネットで開いた開発者会議の席上、社名を「メタ・プラットフォームズ」に変更すると発表した。
語源となったメタバースは三次元の仮想空間のこと。ゴーグル型の端末などを着用し、アバターと呼ぶCGで作成した分身を使ってゲームで遊んだり友人と交流したりできるという。会議ではザッカーバーグ氏自身のアバターも何度にもわたり登場させ、明るい未来をPRした。だが、お祭りムードとは程遠い場面が冒頭にあった。「今は未来に目を向ける時期ではないという方もいると思うが……」。ザッカーバーグ氏が神妙な表情で説明せざるを得なかったのは、米国で1か月余りにわたって同社の暗部に焦点を当てた報道が相 ………
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