リベレステ「暴利スキーム」に融資先が怒り

馬毛島ウォッチャーにも知られる不動産会社が、融資とセットで山林を取引してぼろ儲けしていた疑い。

2021年11月号 BUSINESS

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埼玉県草加市にリベレステというジャスダック上場の不動産会社がある。売上高60億円、時価総額90億円という地味な部類の会社だが、K社長(72)は競走馬の馬主として知る人ぞ知る存在だ。21歳で個人創業し、2000年に株式公開を果たした叩き上げ。潤沢な手元資金を金融事業で運用しており、リベレステは埼玉県知事の貸金業登録も持つ。紆余曲折の末、防衛省が基地として整備予定の鹿児島の「馬毛島」を開発してきた立石建設グループに融資した実績もあり、馬毛島ウォッチャーにも知られた存在だ。その貸金業で融資先に対する優越的な立場を利用し、地方の山林を法外な価格で買い取らせていた疑いが浮上した。借り手のA社は実質的に貸金業法の上限を超える金利を払わされたとして訴訟を検討しているという。A社は19年12月12日に小田急線本厚木駅近くの不動産取得資金として年利9.9%で1億5千万円の融資を受 ………

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