「Xデーが近い」医療ベンチャーのテラ。顧問を務めていた政界フィクサーの周辺がヤバい。
2021年11月号 BUSINESS
SBIと新生銀行がTOBで揉める中、両者の間を取り持っていた政界フィクサー、大樹総研の矢島義也会長の周辺が慌ただしくなってきた。 ソーシャルレンディング大手「maneoマーケット」を通じ、5千人もの一般投資家から200億円超を集め、そのうち120億円を返さないまま18年夏、債務不履行となった太陽光関連のJCサービス(社長・中久保正己)。そのデフォルトから約3年、活動実態が不明なまま、投資家は待ちぼうけを食っていたが、今年3月頃、債権者のリラクゼーション関連事業「ベアハグ」が破産を申立て、JCサービスは急遽、民事再生手続きを申請。東京地裁は5月に開始決定を出していた。ところが、9月上旬、東京地裁が一転して、JCサービスを破産手続に移行させたのだ。
会社再建を目指す民事再生から破産に転じた背景には、6月にmaneoマーケット元社長・瀧本憲治が日比谷公園で変死した事件が絡んで ………
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