「如才ないワル」甘利明の正体

所信表明演説で「甘利利権計画」を唯々諾々と公約。これでは岸田政権か甘利傀儡政権か分からない。

2021年11月号 POLITICS [隙間政治家]

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直木賞作家の伊集院静氏は、「週刊現代」10月16日号の人気エッセーにこう書いた。<(自民党)幹事長に甘利明氏が就任した。こころ強いことである。彼とて、公設秘書がしでかした事件で政治生命が終わったというところまで追いやられた。ところが、甘利氏には信念と力があった。安倍(晋三元首相)、麻生(太郎副総裁)が見守り、背中を押した。これほど見事な復帰は珍しい。何より優秀なのである。……私は今でも政治で解せぬことが起こると、彼に理由を訊く。明晰である上に、解りやすい。そこいらの政治家が束になってもかなわない。この人が岸田(文雄首相)氏を早く応援したのなら、岸田政権の将来は明るい。稀に見る素晴らしい宰相の登場だ。>人気シリーズ「男たちの流儀」は、毎週連載で10年以上続き、単行本の発行部数累計143万部超。現在のタイトルは「それがどうした」――。異論を承知で少数意 ………

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