ニュース源、「新聞」が「ソーシャル」に負けた

首位は5年連続で「ポータル」。新聞は3位に転落した。紙面よりネット上で記事を読む人がますます増加。

2021年10月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

ニュースメディアをめぐる環境が激変する中、文字系のニュースを読む手段としてソーシャルメディアを利用する人が初めて紙の新聞を利用する人を上回り、ポータルサイトに次ぐ2番手に浮上した――。総務省情報通信政策研究所がこのほど公表した「令和2(2020)年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」報告書で、ニュース記事はますます新聞紙面よりインターネット上で読まれる傾向が強まっていることが明らかになった。

記事を読む「場」が激変

ニュース記事を読む手段としての新聞社系メディアの存在感はまだまだ小さくはないものの、新聞部数の減少が加速している状況も相まって、新聞社にとっては先細り感が拭えない厳しい状況が続きそうだ。ただ、ニュースコンテンツを誰が作っているのかという視点に立てば違った風景が見えてくる。ネット空間の政治、経済、社会、国際など硬派ニュースの大部分は相変わら ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。