「就活の鬼」政井日銀審議委員に「利益相反」の謗り

退任から約2カ月後に「ブラックロック」社外取に華麗なる転身。 倫理上の問題はないのか。

2021年10月号 BUSINESS

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日本銀行の審議委員を6月末まで務めていた政井貴子氏(56)が最後の金融政策決定会合の採決を「棄権」し、業界で物議を醸したのは記憶に新しい。民間企業の社外取締役への就任が棄権の理由だが、日銀業務との関連性が薄いこともあり辞任とともに関心も下火となった。ところが8月、新たに米資産運用最大手、ブラックロック日本法人の社外取にも就任。日銀といえば今や日本株最大の株主だ。その華麗な転身は「利益相反」の謗(そし)りを免れようがなくなった。「在任中から政井氏は激しく就職活動をしていた」――。日銀関係者は口を揃える。その熱心さは「終盤はアポがなかなか入らなかった」と幹部がこぼすほどだ。審議委員の任期は1期5年で、再就職先探しは辞任後にするのがこれまでの常識。ただ日本企業の多くは6月の株主総会で取締役人事を決める。「任期中に就活しなければ1年間無職になってしまう」 ………

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