「尖閣諸島」決死の議員視察団

10名強の国会議員と地方議員が参加準備。10月初・中旬にかけて2泊3日の行程が組まれている。

2021年10月号 POLITICS

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尖閣諸島が日本の固有の領土であることは、歴史的にも国際法上も明らかであり、現に我が国はこれを有効に支配しています――。これが沖縄県石垣島の北方約170キロに位置する尖閣諸島の政府公式見解である。だが、現実には中国海警局の船が、接続水域(領海の外縁で国内法令を執行できる海域)を連日のように航行、領海(国家の領域で原則22キロ)侵犯も常態化、8月は4日、延べ12隻に及んだ。そもそも中国は「固有の領土」と主張、海上保安庁の航空機が中国海軍から「中国の領空を侵している」と、退出を求められる事態も発生している。制空権と制海権を中国に侵されているわけだが、中国は今年2月、海警局に外国船舶への武器使用を認める「海警法」を施行。領海侵犯があれば、海上保安庁巡視船が退去を求めるなど対応しているが、これまで以上の緊張を強いられている。

官邸が「引き留め工作」

そんな現状を把握、尖閣諸島への ………

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