号外速報(8月25日 10:10)
2021年9月号 POLITICS [号外速報]
改めて衝撃的な大敗だった――。自ら横浜市議を長く務め、今も子飼いを多数抱える地元・横浜での市長選敗北は、菅首相の政権運営に赤信号を点滅させた。新型コロナ対策の迷走に「ノー」を突きつけられた自民党は「菅では総選挙を戦えない」と頭を抱えるが、現職の総理を引き摺り降ろす妙案は見つからない。一方、手負いの獣めいた菅が政権維持へ目を血走らせる中、菅と共に「老兵コンビ」と揶揄される二階俊博の「政界勇退」説が、まことしやかに浮上してきた。
横浜市長選で白日の下に晒されたのは、自民党支持層の「菅離れ」だった。朝日新聞によると、菅が全面支援した小此木八郎氏は、自民支持の38%しか固められなかった。現職だった林文子氏に21%が流れたのはやむを得ないとしても、残り4割は非自民勢力に投票。野党共闘で臨んだ対立候補の山中竹春氏に17%も流れたのは大誤算だった。今秋に行わ ………
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