映画・テレビ呑み込む 「ネットフリックス」

世界190カ国で有料会員数2億人超の覇権企業。潤沢な制作資金が魅力。悪しき労働環境にも風穴。

2021年9月号 BUSINESS

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米動画配信サービス大手のネットフリックスが、映画やテレビという既存の映像コンテンツを呑み込んでいる。ドラマ、映画、リアリティーショー、ドキュメンタリーとも作品の質が高く、米アカデミー賞など主要な賞レースに絡むのは当然の光景となった。しかも敬遠されがちなLGBTQや障害者らマイノリティーや、インモラルな暴力や性描写にも果敢に挑み成功している。その作品の質を担保する潤沢な製作資金と撮影期間の確保はもちろん、長時間労働の規制、セクハラ・パワハラ対策など現場での働き方変革にも乗り出し業界の悪弊にメスを入れる。世界190カ国で有料会員数が2億人を超える覇権企業の誕生だ。4月下旬に開かれた米アカデミー賞授賞式。結果的に「ノマドランド」が作品賞を受賞するなど大手映画スタジオが制作した作品が主要賞を独占した。しかし、デヴィッド・フィンチャー監督「マンク」が作品賞 ………

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