英巨大空母「極東遠征」の目論見

撤退していた英軍が半世紀ぶりにスエズ以東へ回帰。「グローバル・ブリテン」の夢よ、もう一度。

2021年7月号 POLITICS

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英海軍史上最大の空母「クイーン・エリザベス」を中心とする空母打撃群が5月22日、英国の軍港ポーツマスを出港した。訓練を繰り返しながら7カ月半にわたって航海し、日本、韓国、インド、オーストラリアなど約40カ国を訪問する。同行するのは駆逐艦2隻、フリゲート艦2隻、補給艦2隻、潜水艦1隻のほか、米駆逐艦1隻とオランダのフリゲート艦1隻も従え、合計10隻からなる大艦隊となった。注目されるのは2017年の就役後、初の本格的な航海となる今回、行き先がインド太平洋であることだ。英国は第2次中東戦争での失敗や財政の悪化により、1968年に「スエズ以東からの撤退」を表明。中東やアフリカ、東南アジアに駐留していた英軍は一斉に撤退した。それが一転して半世紀ぶりにスエズ以東へ回帰する。出港当日、エリザベス女王がヘリコプターからクイーン・エリザベスに降り立ち、艦長らと面会。前日の21日 ………

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