テリー・ゴウも見放す旧シャープ堺工場の命運

シャープ保有株の売却が空振りに。売上高とほぼ同額の赤字を垂れ流し、放置すれば倒産まっしぐら。

2021年7月号 BUSINESS

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シャープが業績不振の関連会社、堺ディスプレイプロダクト(SDP、大阪府堺市)の問題で再び迷走している。2009年設立のSDPはもともと「シャープディスプレイプロダクト」という社名で、「液晶のシャープ」をより盤石なものするための重要子会社だった。当時、清水建設が堺市臨海部の巨大工場建設を受注し、工期があまりに短いことから「日本中のクレーンが堺に集まっている」と言われたが、過剰投資が裏目に出てシャープ本体が経営危機に陥ったのは周知のとおり。SDPはソニーとの合弁解消など紆余曲折の末、12年にシャープ本体のスポンサー、鴻海(ホンハイ)精密工業の創業者である郭台銘(テリー・ゴウ)の個人会社「SIOインターナショナル」が子会社化し、社名からシャープの冠を取った(略称はSDPのまま)。しかし、その後も液晶は中国、韓国勢との競合が厳しく、SDPは赤字を垂れ流す。20年12月期決 ………

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