“火災保険詐欺”許す怠慢「金融庁」

火災保険料値上げの理由は災害の多発ではない。金融庁は悪徳業者を放置したままだ。

2021年6月号 BUSINESS

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2021年1月から火災保険料が平均で5.1%値上げとなった。これは損害保険料率算出機構が19年10月、保険料の目安となる「参考純率」を平均4.9%引き上げたことを受けての対応だ。19年10月にも6~7%引き上げられたばかりで、1年余りで2回も値上げされた。

「保険金で旅行ができる」

今回の値上げについて損保各社は「台風や豪雨など自然災害の多発による影響」と説明している。実際、18年9月の台風21号では強風で流されたタンカーが関西国際空港の連絡橋に衝突して橋が壊れたことが大きなニュースとなり、18年度に個人・法人向けを合わせて火災保険は過去最大の約1兆5千億円支払われた。今年の値上げはその支払い分が反映されている。19年9月には房総半島に大きな被害を与えた台風15号などの影響で、過去2番目となる約1兆2千億円の火災保険が支払われたが、この分はまだ保険料に加味されていない。このため、今後、さらに火災保険 ………

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