勢いづく「原発議員」のアナクロ

脱炭素を追い風に原発の新増設を求め怪気炎を上げるが、原発産業崩壊を知っているのか。

2021年6月号 POLITICS

  • はてなブックマークに追加

失敗続きの新型コロナ対策で沈滞ムードの自民党内で唯一活気づいているのがエネルギー分野の族議員だ。脱炭素の動きが加速する中、4月22日に首相の菅義偉(72)が2030年までの温暖化ガス排出削減目標を「46%(13年度比)」と表明した前後から原発再稼働や新増設を求める声を上げ始めた。だが、欧米先進国で原発は退潮の一途で、例外的に原発のリプレース(建て替え)計画を進めてきた英政府も見直しを余儀なくされている。原発撤退・縮小が相次ぐ日本の産業動向も目に入らない族議員のアナクロぶりは笑止千万という外ない。

「安倍には笑っちゃうよ」

自民党内原発推進派の主流といえば、これまで13年設立の「電力安定供給推進議員連盟」だった。官房長官や自民党幹事長などを歴任した細田博之(77)が会長に座り、事務局長はかつて週刊誌で「下着泥棒の常習犯」などと報じられた元復興相の高木毅(65)が務めている。目下、永 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。