連合広島が「排除の論理」/怒りに震える志位共産/衆院選候補「一本化」に深刻な影響

号外速報(4月30日 08:10)

2021年5月号 POLITICS [号外速報]

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次期衆院選の前哨戦となった4月25日の衆参3選挙(衆院北海道2区補欠選挙、参院長野選挙区補欠選挙、参院広島選挙区再選挙)は、自民党の「全敗」で幕を閉じた。本来であれば勢いづくはずの野党陣営だが、逆に「政権交代を目指す野党共闘の限界が露呈した」(連合幹部)という危機感が強まっている。共闘の枠組みから事実上「排除」された共産党は表にこそ出さないが「かつてない屈辱を受けた」(幹部)と怒り心頭だ。立憲民主党の保守系議員でさえ「ひどすぎる。枝野(幸男代表)より格上の志位(和夫委員長)さんが憤慨するのも無理はない」と同情するほどだ。

「子供のイジメ」のような仕打ち

4月27日、国会内で枝野氏と向き合った志位氏はにこりともせず、総選挙に向けた共闘を発展させるために①共通政策、②政権のあり方、③選挙協力の三つの分野で協議を行いたいと提起した。これに対し枝野氏は「互いの立場を尊重し合いながら、 ………

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