野党共闘より台湾有事! 立憲民主に「岡田克也」待望論

「春解散」見送りで衆院選の争点は「台湾有事」に。改めて問われる「野党第1党」の安保政策。

2021年5月号 POLITICS

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「外交・安保が争点になれば、野党共闘路線は瓦解する。秋解散の真の狙いはそこではないか」――。『読売新聞』は4月9日付朝刊1面で「首相『春解散』見送り」という見出しで「次期衆院選は、東京五輪・パラリンピック後の秋や7月を軸に調整するとみられる」と報じた。早期の衆院解散・総選挙を危惧する野党内には安堵感が広がったが、立憲民主党のベテラン議員の1人はこう警告した。「安全保障政策で旧民進党が分裂した2017年衆院選の再来になりかねない」

「台湾有事」どこまで覚悟

自民党の二階俊博幹事長が「(野党が内閣不信任案を提出した場合は)会期末だろうがどこだろうが。出してきたら解散だ」(4月4日のBSテレ東番組)と発言するなど、永田町で『解散風』が日増しに強まる中で突如飛び出した読売の「解散先送り」報道。閣僚経験者の1人は「菅総理本人のリーク。解散までの段取りで腹を固めたのだろう」と見る。そのう ………

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