世は歌につれ⑮

「演歌の神野美伽」世界へ

2021年5月号 LIFE [世は歌につれ⑮]

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自称文化人たちが集って不思議なイベントをやるエンジン01文化戦略会議というものがある。3年ほど前、釧路市で開催したイベントの講座のひとつで演歌を取り上げることになった。中心となる音楽評論家の湯川れい子が設定したテーマは「海と魚と演歌の関係」。議論するのは湯川と私のほかは作曲家の小六禮次郎、里村龍一。これに誰か演歌歌手が入る。テーマからして兄弟船など海の歌の多い鳥羽一郎あたりかな、と問いかけた私に湯川はこう言った。「私はプレスリーとのつながりからポップス系だと思われているけど、ほんとは演歌大好き人間なの」。当日、湯川が釧路へ連れてきたのは女性演歌歌手の神野美伽だった。私に「あなたは演歌好きと聞いているけど、神野美伽のすごさは知らないでしょ。いま演歌で一番輝いているのはこの人」と言い切った。もちろん、私も神野美伽の歌はかなり聞いているし、自分 ………

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