撤退に次ぐ撤退!「近鉄」に激震

荒井奈良県知事に膝を屈し、奈良線移設や大和西大寺駅高架化の難工事を迫られる窮状。

2021年5月号 BUSINESS

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近鉄グループホールディングス(GHD)について後ろ向きのニュースが相次いでいる。コロナ禍の影響で鉄道やホテル事業の不振が続き、2021年3月期は780億円の連結最終赤字(前年同期は205億円の黒字)に転落する見通し。資産売却やなりふり構わぬリストラ策でダメージ軽減に必死だ。3月25日、保有するホテル24カ所のうち、大阪や京都などにある8カ所を米投資ファンドのブラックストーンに対し10月に売却すると発表した。JR京都駅のすぐ南にある「都ホテル京都八条」(988室)や、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)近くの「ホテル近鉄ユニバーサル・シティ」(456室)、「都ホテル博多」(208室)などだ。8施設合計の簿価は423億円だが、実際の売却額は公表していない。ブラックストーンが過半を出資する会社にホテルを売却し、この会社から受託して引き続き近鉄側が運営する。ホテルはインバウンド ………

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