2021年5月号 BUSINESS
会社だけでなく家庭でも“暴君”だったのか……。彼を知る関係者の多くがこう思ったに違いない。2月6日に妻でシンガーソングライターの谷村有美への暴行容疑で逮捕(その後略式起訴)された原田泳幸のことだ。罰金を納付して刑事事件としては一応決着がついた格好だが、2月24日には2019年から務めていた茶専門店ゴンチャジャパンの社長を辞任。主力メニューのタピオカミルクティーよろしく、自らの「賞味期限切れ」を露呈する結果となった。日本マクドナルドホールディングス(HD)やベネッセHDの社長を歴任し、「プロ経営者」の代表格とされてきた原田。ただ産業界における評価は意外なほど低い。ある人材ファームの社長は原田について「まがい物経営者で、何も見るべきところはない」と酷評する。
それはなぜか。専制君主のような強権で社内を管理する一方、危機には真っ先に自身の責任を回避しようとす ………
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