「ユニゾ追跡」第4弾! 社債権者の取り分は減るばかり/「会社更生法の申請」しか打つ手なし

号外速報(3月24日 05:40)

2021年4月号 BUSINESS [号外速報]

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本誌は、ユニゾホールディングスと大口の社債権者である香港の「アジア・リサーチ・アンド・キャピタル・マネジメント」(ARCM)との、文書による激しい応酬について、3度にわたり報じてきた。本誌取材班は、3月2日にユニゾの代理人がARCMに送った回答書(「ユニゾ第2書簡」)に対して、3月22日にARCMがユニゾに送付した「ARCM第3書簡」を入手した。両書簡をくまなく読む限り、もはや双方の議論が噛み合うことはなさそうだ。実際、「ARCM第3書簡」は、ユニゾからの回答期限を設定していない。

牽強付会だが出まかせではない主張

ユニゾ側は「財務はあくまで健全で、これまで借入金返済や社債償還を遅滞なく行っており、債権者に損害を与えた事実は一切ない」、「チトセア投資との間の2020年2月9日付金融債権者保護に係る合意書に基づいて債権保全のために必要な措置をとっており、秘密保持誓約書を差し入れれば、そ ………

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