「ボーイング事故」の深層 エンジンメーカーの命運

槍玉に挙がる米プラット・アンド・ホイットニー。世界3大エンジンメーカーの未来はファンブレード対策の巧拙で決まる。

2021年4月号 BUSINESS

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2月20日、米コロラド州デンバー発ホノルル行きの米ユナイテッド航空328便が離陸直後、右側エンジンが故障し、デンバー国際空港に引き返して緊急着陸した。機体は米ボーイング社の大型機「777」で、エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)の「PW4077」だった。エンジンの前部にあるチタン製ファンブレードが破損し、周囲を破壊して火を噴いた。破片はデンバー郊外に散らばり、大きなリング状のエンジンカウルは民家の庭に落下した。 ボーイングは24時間以内に故障機と同じPW4000系のエンジンを搭載した777の使用を中止するよう航空各社に要請し、米連邦航空局(FAA)が調査を進めている最中に対象となる128機の運航を止める動きを見せた。約2年前、ボーイングの中型機「737MAX」が5か月間で2度の墜落事故を起こした際に水面下で当局と接触し、運行停止命令の回避を画策したのとは大違いだ ………

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