三耕探求⑤最終回 荒天の波間に浮かぶ日本 by 大塚耕平

どのような国を目指し、どのような国際社会を目標とするのか。針路を定め、海図なき航海に挑む局面である。

2021年4月号 POLITICS [三耕探求⑤]

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安全保障は、食糧、エネルギー、教育、技術、産業、文化等々多岐に亘り、それら全てが経済に収斂する。加えて、地政学的な現実と制約を前提条件として捉えることが国家経営の基本である。その観点から、隣国である中国の現実を直視することは不可避である。「2つの100年」とは、今年2021年の共産党創立100年までに「ややゆとりのある社会」を完成させ、2049年の建国100年までに「近代的社会主義強国」を構築する中国の国家戦略である。その間の戦術である「中国製造2025」「中国標準2035」等も、米中対立の喧噪の中で浮き彫りとなった。この戦略と戦術の下で、技術革新が加速し、中国の産業や企業の新陳代謝が加速している。昨年10月の共産党第19期中央委員会第5回全体会議において、習近平指導部は国際社会が覇権構造、国家間ルール、科学技術等において「100年に一度の未曾有の変化に直面している」と ………

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