「嘉納治五郎財団」閉鎖で疑惑に幕引き

オリンピック開催を目前に最大の功労者の名を関する団体が活動終了の怪。

2021年4月号 DEEP

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NHKの2019年の大河ドラマ『いだてん』をご覧になった方々は、役所広司演じる嘉納治五郎が、日本の近代オリンピック参加にどれだけ貢献したか、知り尽くしたことだろう。教育者として広くスポーツの普及に尽力。金栗四三というマナソンランナーを発掘すると1912年のストックホルム大会にアジアから初参加。持ち前の語学力と大男を投げ飛ばす柔術の腕と明るくユニークな性格で、近代オリンピック提唱者で第2代国際オリンピック委員会(IOC)会長のフランスのクーベルタン男爵らと親密で良好な関係を築き、1936年に1940年の東京大会の招致に成功した。盧溝橋事件の発生を機に国際社会からの孤立を深める中、カイロで開かれた1938年IOC総会では首の皮一枚で開催維持に成功するも、日本郵船の新鋭貨客船氷川丸にて帰国の途上、風邪をこじらせ船中で死去。その2カ月後、日本は1940年東京大会を返上した。嘉納 ………

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