ユニデンと大株主が法廷で激突

質問状を送っただけで「名誉毀損」。低レベルな争いの原因はユニデン側にある。

2021年4月号 BUSINESS

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無線通信・応用機器の中堅メーカー、ユニデンホールディングスが、名誉毀損や秘密漏洩を巡って大株主の投資ファンドと法廷で足の蹴り合いを繰り広げている。ユニデンHD側の主張はツッコミどころ満載で、争いが低レベルである原因は投資ファンド側にはなく、ユニデン側にあると見ていい。問題の根っこには創業家による会社の私物化がある。ユニデンHDは銀座や八丁堀に総額200億円ほどの優良不動産を抱えてきたわりに、ユニデンHD株の上場時価総額は惨落していた。企業統治上の問題を抱えているために純資産から割り出した理論上の株式価値を、実際の株価が大きく下回る状態――つまり株価純資産倍率(PBR)が1倍を大きく下回り、昨夏には0.3倍台に甘んじる超割安株だった。

社長交代でも体質変わらず

ユニデンHDの収益源に育った不動産事業は、私物化の最たる例だろう。有価証券報告書によると、ユニデンが持ち株会社に移行した翌 ………

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