「米中を手玉」エヌビディアの野望

無敵のGPUでインテルを押し退け世界を制する勢い。各国政府が反対するアーム買収も押し切りそう。

2021年4月号 BUSINESS [危険な綱渡り]

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コロナ禍をものともせず急成長を続ける半導体業界でも、とりわけ勢いが良いのが米エヌビディア(NVIDIA)である。業績はすこぶる好調で、2021年1月期の売上は前年度の109億ドルから166億ドルへと大きく増加し、株価は20年に2倍以上に上昇した。時価総額は約30兆円と盟主・米インテルを上回り、同じくインテルを超えた台湾TSMC、韓国サムスン電子に次ぐ3位に躍り出た。半導体業界のトップは売上規模でいえば今もインテルである。しかしAI(人工知能)時代に向けた環境変化に伴い、ユーザーの関心は汎用性の高いインテル製品よりも、個別のニーズに合致し、かつ処理能力の高い製品に向かっている。生産だけ行うファウンドリ企業(TSMCやサムスンなど)、エヌビディアのように工場を持たず設計に特化したファブレス企業による国際分業が進み、下剋上が始まっている。米クアルコム、英ブロードコム、米AMDな ………

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