保険医の取り消し処分を受ける可能性がある人物を公認した理由を、維新の会は説明すべき。
2021年3月号 POLITICS
次期衆院選の東京5区で、日本維新の会の公認候補となっている医師の田淵正文氏(62)に不正医療行為の嫌疑が浮上。昨年8月に関東信越厚生局と東京都が田淵氏の経営するクリニックに監査を行い、診療報酬の不正請求や不当診療について調査している。同じ頃、維新の東京1区の公認候補が公然わいせつで逮捕されており、公認選びの杜撰さを指摘する声もある。田淵氏は東大医学部卒業後、東京共済病院の内科医長などを務め、1991年に中目黒消化器クリニックを開設。選挙プロフィールには、上皇陛下の内視鏡検査を担当し、痛みのない挿入方法を開発した第一人者とある。名医を喧伝する田淵氏だが、地元では悪評ふんぷん。高額な支払いを求められ、不当な診療を受けたとの苦情が後を絶たない。
本誌が入手した通知文書には、昨年8月に関東信越厚生局と東京都が、診療内容や診療報酬の請求で不正、著しい不当 ………
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