「敵失」続出でも浮上せず「蓮舫禍」の枝野立憲

「政権奪取を目指しているはずが、次の衆院選で現有議席を割るかもしれない」と、重鎮は嘆く。

2021年3月号 POLITICS

  • はてなブックマークに追加

菅義偉政権に逆風が吹き荒れている。新型コロナウイルス感染症への後手に回る対応や元農相を巡る「鶏卵疑獄」、極め付きはほかでもない菅の長男による総務省幹部への接待問題だ。内閣支持率の下落は目を覆うばかりだが、政権奪取をめざしているはずの立憲民主党が民意の受け皿になりそうにないのも現実だ。「次の衆院選で立憲は現有議席を割るかもしれない」。党の重鎮は嘆く。理由はこうだ。2017年の前回選挙で旧希望の党と旧立憲の合計比例得票数は約2100万票だった。希望を源流とする旧国民民主党と旧立憲が合流して誕生した現・立憲が「前回と同じだけの票を取れるとは思えない」というのだ。世論調査を見る限り、その懸念は当たる可能性が高そうだ。朝日新聞の1月の調査によると「次の衆院選比例区で投票したい政党」で立憲は16%。前回の昨年12月の調査より2ポイント上がったものの、17年の衆院選 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。