世界で躍進する「女性映画監督」

韓国映画界は意識的に女性の才能を発掘、開花させている。日本は間違いなく後進国。

2021年3月号 LIFE

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SF映画「スター・ウォーズ」シリーズ最新作に初の女性監督――。米ウォルト・ディズニーは昨年12月、2023年12月に公開予定の新作に「ワンダーウーマン」のパティ・ジェンキンスを監督にあてると発表した。同シリーズに女性監督を起用するのは初めて。ここにニュース性があると判断した通信社の配信記事が全世界を駆け巡った。女性であることだけで個性があるように取り上げられる古い体質は映画界にも残るが、映画先進国は女性監督の台頭が著しい。日本はといえば間違いなく後進国だが、目を凝らせば確かな才能は芽生えている。 お隣の韓国では今、女性監督が続々と登場している。韓国で130万部、日本でも20万部を超えたベストセラー小説を映画化した「82年生まれ、キム・ジヨン」の監督を務めたのは、本作が長編デビューとなったキム・ドヨンだった。演劇出身で映画を学び始めたのは40代半ば。短編が高く ………

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