出版、「コロナ特需」でプラス成長

電子出版が全体の4分の1に迫る。コミックへの依存が高まり、大手と中小の格差が拡大。

2021年3月号 BUSINESS

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2020年の出版市場(推定販売金額)は新型コロナウイルス感染拡大による在宅時間の増加で読書の需要が高まったのを追い風に、1兆6168億円、前年比4.8%増のプラス成長となった。紙の出版が1.0%減に踏みとどまった上、電子出版が28.0%増と大きく伸びた。人気漫画「鬼滅の刃」の空前のヒットが引っ張った。

「巣ごもり」にうまくはまる

同じ伝統的なマスメディアである新聞、テレビ、ラジオの低落が止まらないのとは対照的だ。大手出版社を中心にデジタルにシフトするインフラ投資を続けてきたことがコロナ禍の「特需」に即応できた要因だが、中小との格差が拡大し、コミックへの依存が高まるという課題も浮き彫りとなってきた。出版業界を調査・研究している公益社団法人・出版科学研究所の発表によると、19年は前年比0.2%の微増だったため、2年連続のプラスとなった。このうち紙の出版(書籍と雑誌の合計)は1兆2237億円。前年 ………

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