世は歌につれ⑭

清志郎・陽水 時代が産み落とした個性派

2021年3月号 LIFE [世は歌につれ⑭]

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忌野清志郎の墓は中央線高尾駅からほど近い霊園の高台にある。意味もなく霊園を歩くのが私の数少ない趣味のひとつのようになっていて、偶然、見つけた。何となく気になる墓なので3回か4回訪ねたが、ファンが持参したのだろう、いつもたくさんの花に囲まれている。本名栗原清志。忌野清志郎と墨字で大書きした墓碑銘がひときわ目立つ。山の中に埋もれるように佇むと、なぜか清志郎と井上陽水が二人で作った曲「帰れない二人」(作詞作曲井上陽水、忌野清志郎)が頭の中で流れてくる。思ったよりも夜露は冷たく二人の声もふるえていました「僕は君を」と言いかけた時街の灯が消えましたもう星は帰ろうとしている帰れない二人を残して街は静かに眠りを続けて口ぐせの様な夢を見ている結んだ手と手のぬくもりだけがとてもたしかに見えたのにもう夢は急がされている帰れない二人を残してもう星は帰ろうとして ………

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