猛烈寒波に「新電力」は阿鼻叫喚

卸電力価格の高騰で未曽有の逆ザヤ。全国約700社の新電力が「3月危機」に怯えている。

2021年3月号 BUSINESS

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電力自由化で誕生した電力小売事業者(新電力)が、昨年末からの寒波襲来に伴う電力需要の急増で苦境に陥っている。外部から仕入れている電力価格が高騰して逆ザヤが生じ、経営が一気に悪化した。秋田県鹿角市が出資する「かづのパワー」(鹿角市)は2月中旬で売電事業を休止する。歯科診療用品通販大手の歯愛メディカル(石川県白山市)は昨年7月に子会社化した小売電気事業会社「ワンレクトホールディングス」(金沢市)の全株式を1月22日に売却した。楽天グループが展開する「楽天でんき」は1月26日、新規契約受け入れの一時停止を発表した。

約80万件の解約を誘発

かづのパワーは2019年7月に資本金990万円で設立され、鹿角市が49%を出資、20年4月から鹿角市の53施設に電気を供給してきた。同市内で企業が運営する水力発電所から特定卸供給の制度でFIT(再生可能エネルギー固定価格買い取り制度)の電気を調達。不足分 ………

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