ファーウェイCFO「孟晩舟」事件の真相

「不正行為を一部認める代わりに、身柄を中国に送還する」という司法取引が成立するか。予断を許さない。

2021年3月号 BUSINESS [裁判は膠着状態]

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2011年3月11日の「東日本大震災」から今年でちょうど10年となる。東京電力福島第一原発事故の「原子力緊急事態宣言」は発出されたままで、いまも県内外への避難者数は3万6千人を超える。18年12月1日、カナダ・バンクーバーで逮捕され、今も軟禁生活を余儀なくされるファーウェイの孟晩舟副会長兼CFOが震災発生直後、香港から日本に飛び、復旧の陣頭指揮にあたったことはあまり知られていない。岩手、宮城、福島を中心にNTTドコモ、au、ソフトバンク、イー・モバイル、ウイルコムの5社合わせて、携帯やPHSの基地局約2万9千局が停波し、通信規制は最大95%に及んだ。行政機関や企業だけでなく、一般市民も通信手段を失った。ファーウェイは、孟CFOの指揮のもと、防護服に身を固めたエンジニアが避難区域で基地局の復旧に取り組んだのだった。

カナダ政府は米中の板挟み

逮捕直後の18年12月14日、孟CFOに手紙を書いた日本人がいる。 ………

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