号外速報(2月12日 06:45)
2021年2月号 BUSINESS [号外速報]
オフィスビルやビジネスホテルを運営する中堅不動産会社の「ユニゾホールディングス」(横浜市中区)が今月中にも債権者から会社更生法の申立てを受ける公算が高まった。裁判所が申立ての正当性を認めて更生手続きに入れば、負債総額は3千億円規模となり、昨年来のコロナ禍で国内最大の倒産劇となる。昨年末に日本格付研究所(JCR)がユニゾの格付を投資不適格の水準まで引き下げ、ブルームバーグの報道によれば、社債価格は償還までの期間がもっとも長いもので20円台(額面は100円)に暴落するなど、今や債券市場はユニゾの破綻を織り込みつつある。旅行大手「エイチ・アイ・エス」による2019年7月のTOB表明を皮切りに起きた「ユニゾ争奪戦」で株価は3倍に高騰し、最終的に従業員と米ローン・スターグループが出資した持ち株会社「チトセア投資」による2050億円でのEBO(従業員による買収)が ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。