「赤旗」が異例の記者大量採用/「野党共闘」主導を狙う

インサイド

2021年2月号 POLITICS [ディープ・インサイド]

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共産党が機関紙「しんぶん赤旗」の体制強化に取り組みだした。昨年8~10月に追加の記者募集をしたところ50人を超える応募があった。当初の目標だった15人を超える20人程度の採用を見込むという。赤旗編集局は約300人。20人はその規模からすると異例といえる。志位和夫委員長は1月4日の党旗びらきでわざわざ言及してみせた。「新しく編集局に入る同志の3分の1は、この2年ほどの間に入党した同志ですが、赤旗記者になりたいという思いから、この機会に入党した同志も少なくありません」。その後の記者会見で「大量採用」について「例年とは比較にならない。うれしい話です」と笑みを浮かべた。本誌1月号でも触れたように、昨年の国会審議で政府追及の中心にいたのが共産党だ。日本学術会議で6名の研究者が任命されなかった問題や、安倍晋三前首相が主催した「桜を見る会」を巡る問題は、いずれも赤旗のス ………

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