前回も述べたが、昨今、日本の子供たちが危ない。子供が嫌な思いをしたらいじめと認定すると、学校のいじめ対策マニュアルにはあるという。当人がそう思っただけで嫌なことをされたとして良いことになる。子供に嫌な思いをさせてはならないのである。真面目な教師ほど、容易なことでは子供を叱れない。通知表にも子供の良い面だけを書くように努める。生物学的な常識からすれば、ある程度厳しい対応が子供の成長にとって必要と思われるが、「叱った結果学校へ来なくなったりすると、教師のせいで学校が嫌いになったといわれる恐れもあり、叱るのはかなり勇気がいる」と、ストレス障害で通ってくる若い小学校の教師が言う。最近のPTAは、SNSを駆使して親同士でやり取りをしている。そこではいろんな情報が飛び交う。たとえば、授業中落ち着かないA君のおかげでうちの子供が勉強に集中できない。なぜ、教 ………