鹿島「華麗なる同族」終焉

創業家5代目が死去。社長人事は、同族嫌いで知られた昭一の遺志が今後も継がれそう。

2021年1月号 BUSINESS

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鹿島創業家の5代目で、取締役相談役だった鹿島昭一が11月4日に死去した。享年90。近年は公の席にはほとんど現れなかったが、社内では依然「オーナー」と呼ばれ、会議に姿を現すと「場の空気を一変させる威厳を失っていなかった」(同社幹部)。4代目社長だった守之助(1896~1975年)の娘婿が社長を歴任するなど同族色が濃いことで知られた同社だが、昭一は世襲を嫌い、談合などの“土建屋体質”を憎んだ。

石川六郎と繰り広げた暗闘

昭一は1930年8月、守之助と母・卯女(1903~82年)の長男として生まれた。鹿島家は女系家族で、守之助、3代目の精一(1875~1947年)は共に婿養子。遡れば、創業者の鹿島岩吉(1816~86年)には4人の男子がいたが、2代目の岩蔵(1844~1912年)以外は早逝、その岩蔵の子供で成人したのは精一に嫁いだ長女の糸子だけだったという。因みに守之助と卯女の間には4人の子があったが、昭一以外はいずれ ………

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