スマホの次はEVが燃えるバッテリーは韓国の鬼門

現代自動車の「コナEV」は発売以来14回も火を噴いたが「グローバルリーダーになる」と能天気だ。

2020年12月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

韓国・現代自動車の電気自動車(EV)で火災事故が相次いでいる。問題の車種は「コナEV」。2018年の発売以来、14回も火を噴いた。直近の事故は10月17日に韓国の南楊州市にある住民自治センターで発生、急速充電中に車体後部から発火した。現代自は同16日から世界中で7万7千台を対象にリコールを開始したばかりだが、事態は想定以上の速度で拡大中。それでも現代自は「2025年にEVを100万台販売し、世界シェア10%以上のグローバルリーダーになる」と能天気だ。

責任回避に走る「現代自」

車体のベースは現代自が17年に発売したSUV(小型多目的スポーツ車)「コナ」で、斬新なデザインから人気を博した。これを電動化したのがコナEVだ。今年1~8月の間に世界で3万1909台を販売し、世界で3番目によく売れたEVとなった。日産自動車「リーフ」の3万1603台を抜いて3位に躍進したため、韓国国民は発火問題を棚上げして快哉をあげた。現 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。