ZOZO創業者の前澤友作が苦境にあえぐアパレル再編のキーマンとして浮上している。
2020年12月号 BUSINESS
新型コロナウイルスでアパレル各社の惨状に終わりが見えない。5月に経営破綻したレナウンは10月末に東京地裁が民事再生手続きの廃止を決定。今後は破産手続きに進む。本誌でも詳報したが、賞味期限切れのビジネスモデルに固執した挙げ句、ダメを押されあっさりと退場することになった。
しかし本当に業界が危機を迎えるのはこれから。大手各社は店舗閉鎖や人員整理、仕入れの大幅減などリストラを急ぐが、所詮は小手先の弥縫策に過ぎない。消費者を惹きつけるブランドの育成や収益性を高める構造改革は後手に回っている。業界と一蓮托生の繊維商社や資材メーカーも青息吐息。「来春に向けてはさらに淘汰が広がりそう」と業界関係者は口を揃え、サプライチェーン全体の崩壊も視野に入ってきた。東京商工リサーチによると新型コロナによるアパレル関連の倒産は11月上旬までに67社に上ったが、「潜在的な ………
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