問屋が卸さぬ日立「建機売却」

日経は「日立建機売却」と書いたが音無しの構え。当事者が沈黙を続けるワケがある。

2020年12月号 BUSINESS

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10月23日付日本経済新聞夕刊の一面トップは「日立、日立建機を売却へ」という見出しだった。この記事は2つの意味で罪深い。

「C」と「P」を間違えた

一つは株価への影響である。記事は日立製作所が日立建機の発行済み株式の約51%を保有し、このうち約半数を売却する意向であることを指摘、その上でこう書いている。「再編機運が高まるなかで、建機の株価は足元で3700円前後と今年3月下旬時点の2倍近い水準で推移しており、一定の割引をした上で売却する可能性もある」日立建機株の22日の終値は3665円。23日には3715円の高値を付けたが、取引時間中に株を安く売るかもしれないという記事が出たため大暴落し、一時2990円まで売られた。終値は3050円。実に前日比17%弱の下落である。もう一つはもっと罪深い。記事にある「産業革新投資機構(JIC)などが出資を検討している」というくだりだ。ロイター通信は「JICが『JICおよびJ ………

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