「首相補佐官」は政界進出の踏み台?/柿崎氏に「秋田県知事選出馬」説

号外速報(11月07日 12:45)

2020年11月号 POLITICS [号外速報]

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菅政権発足から2カ月が経つ。「国民のために働く」と見栄を切ったはいいが、日本学術会議会員の任命拒否問題で支持率が急落。党内基盤に脆さを抱える新首相にとって、貴重な「ご祝儀支持率」を浪費したのは大誤算だろう。かたくななボスの態度を解きほぐし、マスコミとの折り合いをつけるのは、政治記者出身の柿崎明二首相補佐官(政策評価、検証担当)の役割だろうが、目下のところ無為無策ではないか。異例の補佐官抜擢が物議を醸す中、ここに来て菅、柿崎両氏の故郷、秋田県知事選への「柿崎氏出馬」がウワサされるのは、もはや異様と言う外ない。

「佐竹」と「村岡」は意に染まぬ候補?

共同通信社で20年以上も政治記者を続け、与野党に幅広い人脈を築いてきた柿崎氏。その人となりを知る野党幹部は、補佐官抜擢の狙いを「彼は時の雰囲気と必ず反対の意見を言う。新首相からバランサー(調整役)を期待されたのだろう」と見る。いわゆる ………

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