レオパレス21には57万室の管理物件があり、 オーナーの多くは農家で自民党の基盤。 潰すに潰せない。
2020年11月号 BUSINESS
決算に従事する社員の退職などを理由に2度、2020年4月~6月期の決算発表を延期していたレオパレス21が、9月30日、ようやく四半期報告書の開示に至った。立て続く延期はレオパレスオーナーたちに倒産を予見させ、救世主登場を待ち侘びるあまり、村上ファンドや光通信、ヤマダ電機、オリックスといった風評が飛び交った。そんなオーナーたちに安堵の溜息が漏れたのは、決算と同時に発表された米投資ファンド「フォートレス・インベストメント・グループ」からの支援だった。同ファンドから、第三者割当増資で約119億円、借入で300億円を調達するという。これらの資金援助で一旦は債務超過を解消、首の皮一枚でつながったように見えるが、果たして救世主なのか。300億円の融資の利息は年14.5%、毎年43.5億円の利払いが必要だ。しかも3年間は弁済できない条件付き。つまりレオパレスは3年間で約130億円の利 ………
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